パキスタンスーフィー、ラホールでのドール修行についてのブログ


by rabiya
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

師匠

f0047602_1095760.jpg

オカンやアニキ、そして子どもたちと時間を過ごしていたらようやく師匠がやってきた。
一瞬にして場の空気にピリッとした緊張感が走る。
師匠は相変わらずの威圧感だったが(笑)、目はとても優しかった。
『お久しぶりです』
『おぉ、久しぶりやのぅ』
的な会話をしつつ、『まぁ、座れや』ということになった。
諸事情があって、今は師匠のところではなくGonga sainとMithu sainのところでお世話になっているが、さすがに8年越しということもあり私達のことを温かく迎えてくれた。

『おう、おまえらブーティー飲むか』と、さすがは師匠!!という流れになり、この時師匠と行動していたお弟子さんがブーティーの準備を始める。
師匠と言えばブーティーだ。
弟子入りしたてのgramaliはまずブーティーの作り方から学んだ。
1時間近く素材をすり鉢でゴリゴリする様は、そのすり棒の円を描く動きがそのまんまスーフィーのチャックラだ。
ゴリゴリしながらボールのレッスンが始まる。
今回は9.5拍子、初めて聴くボールだった。
『ダー ディン ・・・・』以前は師匠の目の前では録画録音はおろかメモを取ることさえ許されなかったボールだったが、今回は何とスマホでの撮影許可を得た!!
これには本当に嬉しいサプライズだ。早速スマホ片手にボールをカウントする。
ボールが安定してくると師匠がテハイを入れてくる。
普段の光景が久しぶりに蘇り、本当に懐かしくそしてありがたかく、楽しかった。
そうこうするうちにブーティー完成。早速チャナで師匠から順番にいただく。
やっぱり師匠宅のブーティーはピリッと辛くて美味しかった。

師匠宅でこれまで過ごした時間の記憶。奥に仕舞い込んでいたりいなかったりする記憶。
時系列が曖昧だが色んなことが蘇る。
弟子入りしたての頃は本当に辛くて、諸事情があったとはいえ素直にGonga sainのところに弟子入りしなかった自分たちの判断を恨んだりもした。
師匠宅に伺うことを何とかサボろうと仮病を使ったり(子供か!)、隙きあらば常宿に帰ろうとしたり・・・。
まぁ、弟子としてはかなり出来の悪い方だろう。
しかし時がたち、相棒と過去のパキスタン話になると師匠と過ごした時間を振り返ることが多かった。
ま、それだけ結婚式やイベントでの演奏をはじめ、小さなウルスから大きなウルスまで色んな場面を経験させてもらったり、衝撃的なシーンに遭遇したのだが。
今となっては最初に師匠のところでお世話になったことが、パキスタン、ラホール、スーフィーと接するにあたりとても貴重な財産だったと、本当に感謝している。

少し暗くなり始めたところで、師匠の別宅へ歩いて向かった。
オカンとはここでお別れ。そして別宅にいるチョティマタと再会。
チョティマタも相変わらずだ。
こちらでご飯をいただき、少し皆でゆっくりしつつ時間が過ぎた。
私の記憶が間違っていなければ、以前の別宅から引っ越しているような気がする。
水回りをはじめとても立派な別宅だが、オカンがいるあの家で師匠と時間を共にするほうが私的には自然な感覚なので、少し気恥ずかしかった。

帰りはシャラルチョークまでアリラザに送ってもらい、リキシャで帰路へ。
結局今回のパキスタンではこの日しか師匠と時間を過ごすことが出来なかったのが本当に心残りだったが、師匠のブーティー、師匠のボール、レッスンが変わらずだったことが嬉しかった。
次はMadhu Lal Hussainでの師匠の音に触れたい。
そして、できればどこの聖者廟でもいいので師匠の音でダマールが出来れば最高に幸せ。
[PR]
# by rabiya | 2017-04-14 10:55 | 8年越し